皆さん、今お住まいのアパートやご実家で凍えながらお風呂場に向かった経験はありますか？
私は以前済んでいた家でこのような経験をしていました。
そのため、冬場はお風呂に入るのが苦痛でしょうがありませんでした。
私は、お風呂場に窓があることのデメリットは2つあると思っています。

■寒い
■掃除が大変

これは皆さん、共感して頂けますよね？
寒いだけならまだ良いのですが、窓があることで生命を脅かすリスクがあるのです。
それがヒートショックです。
※ヒートショック･･･急激な温度差により血圧が大きく変動することで失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、身体へ悪影響を及ぼしますこと
これは社会問題にもなっておりますが、現在ヒートショックが要因で入浴死する方は約19,000人と言われています。
この数字は交通事故で亡くなる方の約5倍。
本来、安全であるはずの家の中でこのような事態が起こっているのです。
この要因は建物の性能の低さと、窓があることで外気の寒い空気がお風呂場に入ってくるためです。

こちらも多くの方が経験されていると思いますが、窓があると外と風呂内の温度差により、結露が発生します。
そうなると、窓や窓枠を拭く必要があり掃除が大変になります。
しかも、少しサボったりするとカビが出来てしまい、カビ落としに余計時間がかかってしまうこともありますよね？

上記のデメリットを踏まえ、お風呂場の窓の必要性について考えなければいけません。
そもそも、私は窓を付ける目的は3つあると思っています。
■光を取り入れる
■景色を楽しむ
■風通し

→お風呂に入る時間帯はいつですか？多くの方が夜ですよね？

→お風呂に入りながら外の景色を楽しむのは露天風呂だけで良いですよね？
また、外が見えるということは、外から見られていることの裏返しです。
プライバシーが確保できているのか気になりますよね？

→ここが一番の問題でしたが、最近の換気扇は非常に優れており、十分な換気をしてくれます。
これらを踏まえると、お風呂場は窓を付ける目的を果たすのに、適した場所ではないように思います。

では、実際にお風呂場から窓をなくすと、どのようなメリットがあるでしょうか？
■コスト減（窓代＋ユニットバス代）
■寒くない
■掃除が楽
先ほどのデメリットの逆ですね！
新築を検討される時に、窓をなくすと当然ですが、窓の取り付け費用が削減出来ます。
実は、ユニットバスを設置するときにも、窓があるとユニットバスの壁に窓額縁を取り付ける必要があるのでコストアップになります。
その部分も踏まえると、風呂場に窓をなくすと10万円弱のコストダウンが可能。
寒さ対策とコスト減が同時に実現できるので一石二鳥ですね！

いかがでしょうか？
今回は当たり前にある「お風呂場の窓の必要性」について解説しました。
個人的な意見ですが、私は断熱性能の高い家で、お風呂場に窓を付けなければヒートショックは激減すると思っています。
皆さんがこれから建てる家は、安全安心な家であって欲しいです。
もし、少しでも共感出来る部分があれば、検討してみてくださいね！

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