結論:変動金利なら+1万円の支払い意識を
コロナにより、景気悪化を経験している今だからこそ、リスクに備えた支払い計画を検討することが重要です。
住宅ローンを変動金利で返済する場合、オススメの支払い方法は「+1万円上乗せして返済すること」。
もちろん、金融機関に1万円余分に支払うことではありません。
例えば、月10万円返済しているのであれば、11万円支払っているつもりで家計管理をしてください。
なぜなら、金利が上昇しなければ月1万円の貯蓄が出来ますし、上昇してもその1万円で対応出来る家計になるからです。
もう少し具体的に言うと、住宅購入を検討するときに月10万円までの支払いが可能であれば、「固定金利なら月10万円」「変動金利なら月9万円」といった住宅ローンの組み方が良いと思います。
そうすれば、もしもの金利リスクにも対応でき、安心して生活が出来るのではないでしょうか?
住宅ローンを変動金利で返済する場合、オススメの支払い方法は「+1万円上乗せして返済すること」。
もちろん、金融機関に1万円余分に支払うことではありません。
例えば、月10万円返済しているのであれば、11万円支払っているつもりで家計管理をしてください。
なぜなら、金利が上昇しなければ月1万円の貯蓄が出来ますし、上昇してもその1万円で対応出来る家計になるからです。
もう少し具体的に言うと、住宅購入を検討するときに月10万円までの支払いが可能であれば、「固定金利なら月10万円」「変動金利なら月9万円」といった住宅ローンの組み方が良いと思います。
そうすれば、もしもの金利リスクにも対応でき、安心して生活が出来るのではないでしょうか?
金利と総支払額の関係性とは?
住宅購入を検討する際に「このエリアの土地なら安そうだね」「建物は○○万円くらいが良いかな?」など、どうしても土地や住宅の価格だけに目がいきがちです。
しかし、住宅ローンの借り方、返し方についてもきちんと把握しておかないと、結果として大きな損をすることもあります。
例えば、3,000万円を35年間、金利1%で借りた場合と金利2%で借りた場合、どれくらい支払金額に差が出るかお分かりでしょうか?
しかし、住宅ローンの借り方、返し方についてもきちんと把握しておかないと、結果として大きな損をすることもあります。
例えば、3,000万円を35年間、金利1%で借りた場合と金利2%で借りた場合、どれくらい支払金額に差が出るかお分かりでしょうか?
●金利1%の場合、総支払い額は3,557万円
●金利2%の場合、総支払い額は4,174万円
●金利2%の場合、総支払い額は4,174万円
その差は617万円。
35年間というスパンで考えると大きな金額です。
家づくりにおいて「食洗機をつけようかどうか」といったレベルの金額差ではないですよね。
住宅価格の検討も大事ですが、上記の内容を知ると住宅ローンの組み方によっても家計に与える影響が大きいことが分かりますね。
35年間というスパンで考えると大きな金額です。
家づくりにおいて「食洗機をつけようかどうか」といったレベルの金額差ではないですよね。
住宅価格の検討も大事ですが、上記の内容を知ると住宅ローンの組み方によっても家計に与える影響が大きいことが分かりますね。
変動金利とフラット35で比較
次に変動金利と全期間固定金利「フラット35」について考えていきましょう。
近年では、住宅ローンを扱う民間金融機関が低金利を打ち出しています。
フラット35は金利が上昇傾向にあります。
ここでも金利差が生じており、どのくらいの違いがあるかシミュレーションしていきます。
例えば、3,000万円を35年間借りた場合、
●変動金利で0.5%と想定すると毎月の返済額は約7.8万円
●フラット35で1.73%(2023年6月時点)と想定すると約9.6万円
同じ借り入れ金額でも月々の返済額は1万円以上の差になってきます。
そうすると、「やはり、支払い金額が安いから変動金利にしよう」と考える方も多いと思います。
もちろん、この考え方は間違いではありません。
問題となるのは、その支払い計画にあります。
変動金利の返済がギリギリなら黄色信号
仮に、現在変動金利で月10万円支払っていたとします。
その月10万円の支払いが生活していく上で、ギリギリの場合は気を付けなければいけません。
数年が経ち、もし金利が上昇してしまったら当然ですが家計は赤字に・・・。
今後、金利が上がらない保証はどこにもありませんし、上がる時期を自身で操作することも出来ないので注意が必要です。
その他にも
●残業代が減って収入が減ってしまったら?
●子どもが増えて食費が上がったら?
●子どもが私立に行って教育費が上がったら?
●子どもが増えて食費が上がったら?
●子どもが私立に行って教育費が上がったら?
など、生活する上で支出が増えるリスクも考えていかなければいけません。
つまり、「月10万円ならギリギリ支払えるから、金利も安いし変動金利にしよう」という安易な判断は危険です。
固定金利で支払っているのであれば、今後の金利上昇リスクは考慮しなくて良いのでその点は安心。
しかし、変動金利はそうはいきませんのでご注意くださいね。
まとめ:+1万円の意識でリスク回避を
いかがでしょうか?
今回は変動金利の注意点についてお話しました。
決して変動金利が悪いわけではありません。
低金利で魅力的ですし、検討される方も多いと思います。
しかし、「固定金利での月10万円の返済」と「変動金利での月10万円の返済」を同列に考えるのは止めましょう。
変動金利の場合、金利上昇リスクに対する備えをしっかりと検討することが大切です。
「+1万円」の返済意識を持つことの重要性を理解できれば、家計が破綻するリスクを軽減出来るのではないでしょうか?
→無理なく返済できる借入可能額を知りたい方はこちら
「+1万円」の返済意識を持つことの重要性を理解できれば、家計が破綻するリスクを軽減出来るのではないでしょうか?
→無理なく返済できる借入可能額を知りたい方はこちら