「南側道路が良い」という先入観はなぜ起こる?
これはSNSなどの口コミなどによる影響が大きいと思います。
多くの方が日当たりの良い家を求めており、リビングは開放感を出したいと考えます。
それを実現するために「南側道路の土地じゃなきゃいけない」と思ってしまうわけですね。
多くの方が日当たりの良い家を求めており、リビングは開放感を出したいと考えます。
それを実現するために「南側道路の土地じゃなきゃいけない」と思ってしまうわけですね。
確かに南側の空間に高い建築物などがないので、日光を取り込むには適していると思います。
しかし、南側道路の土地が絶対的に良いかというとそうではありません。
むしろ、私はあまりオススメしていません。
その理由は下記の3つ
その理由は下記の3つ
①土地選びの選択肢が限定される
②プライバシーの確保がしにくい
③販売価格が高い
ひとつずつ説明していきます。
②プライバシーの確保がしにくい
③販売価格が高い
ひとつずつ説明していきます。
オススメしない理由①:土地選びの選択肢が限定される
いざ、土地を探そうとする時に優先順位を決めると思います。
「駅から徒歩15分以内」
「スーパーが近い」
「○○小学校の学区内」
などが挙げられますね。
しかし、「南側道路の土地」という要望を最優先とした場合、単純にその分母が少なくなります。
つまり、該当する土地が圧倒的に少なくなり、その他の要望も取り入れようとするとなかなか当てはまるものが見つかりにくくなります。
結果として、土地選びにかなりの時間を要するという方が多いのが現状です。
オススメしない理由②:プライバシーの確保がしにくい
この点は意外に思う方も多いかもしれません。
南側道路の土地に住むと、ほとんどの方が南面に大きな窓を付けたいと考えます。
何故なら日当たりを確保したいと思うから...。
むしろ、それが理由で南側道路の土地を選ぶと言っても過言ではありません。
しかし、これが問題なんです。
皆さん、南側道路の土地に建てた家がお近くにあれば、じっくり見てみてください。
日中どうなっているかご存じでしょうか?
南側の窓はカーテンで閉め切られているケースがほとんどです…。
理由はプライバシーを確保するため。
つまり、「外から室内が見られる」ということを考慮した結果、このようなことになってしまうのです。
家を建てた後にカーテンが閉めっぱなしになり、結果として明るい空間を実現することが難しくなります。
オススメしない理由③:販売価格が高い
南側道路の土地は人気が高く、そして金額も高いのが現状(笑)
同じ分譲地でも南側道路と北側道路の土地だと200万円~300万円の金額差が出ることが多いです。
そうなると、単純に土地代金の負担が大きくなります。
家づくりに掛けられる総予算が変わらないのであれば、土地代が多くなれば必然的に建物に掛けられるお金は少なくなりますね!
まとめ:固定観念を取り払い、柔軟な考えを
いかがでしょうか?
日当たりの確保を優先させるために、「南側道路の土地じゃなきゃダメ」と思い込んでいる方は結構多いんですよね・・・。
必ずしも南側道路の土地じゃなければ、開放感のある家が作れないかと言うとそうではありません。
設計によって、いくらでも開放感のある家は実現できると思います。
それに土地代を抑えることが出来れば、建物に予算を多く掛けられるので楽しい家づくりが出来るのではないでしょうか?