こんにちは。茂貫(もぬき)です。
住宅購入を検討される方に、定期的に家づくりに役立つプチ情報をお届けします!
この情報はどの住宅会社で建てるにしても、共通の情報なので是非ご覧下さい。
今回は総予算の決め方についてです。
★年収の○倍という決め方はダメ!
家づくりに憧れを持って取り組む方は非常に多いと思います。
しかし、お金のことを不安に感じているのも事実。
総予算の決め方として、SNSなどでは「年収の○倍までなら大丈夫」「住宅ローンの支払いが手取り年収の1/3までならOK」など色々な情報が載っていますね・・・。
結論を言うと、年収を基準に総予算を算出するのは危険ですし、私はオススメしません。
なぜなら、「生活支出は各家庭によって違うから」。
例えば、月収30万円のA家族とB家族がいたとします。
A家族の住居費以外の生活費が20万円だった場合、住居費に支払える限度額は
30万円-20万円=10万円
一方、B家族の住居費以外の生活費が15万円だった場合、住居費に支払える限度額は
30万円-15万円=15万円
となります。
いかがでしょうか?
同じ収入でも支払える住居費は家庭によって異なりますよね?
もっと具体的に言うと、
住宅ローンの希望支払金額が月10万円で、借入期間35年・金利1%・元利均等返済で組むと約3,500万円借りることが出来ます。
また、希望支払金額が15万円で同条件で組むと借りられるお金は5,300万円に増加。
その差はなんと1,800万円!!
同じ収入でも、家づくりに掛けられる総予算がこれだけ違うんです。
もちろん、総予算を検討する上で収入を目安にするのは構いません。
ただし、あくまでも参考程度にしておかないと、後々支払い負担が大きくなる可能性もあるので十分注意しましょう。
家づくりの総予算を決めるのは収入ではありません。
生活レベルの把握が最優先であり、そこをおろそかにして家づくりをするのは非常に危険です。
ご自身でライフプランを作成することは、難しい場合はお気軽にご連絡くださいね。