注文住宅を検討する時に、どんな家にするかも大切ですが、土地選びも重要です。
「この土地欲しい」と思ったら不動産屋さんに土地申込を行います。
その時に、確認する項目はいくつかあると思いますが、必ず交渉するべきなのは「金額」と「引渡し時期（土地決済時期）」。
まず、金額に関してはとりあえず値引き交渉はするべきです（笑）
この点に関しては皆さんも関心が高く、値引き交渉の重要性もご理解されていると思います。
もう一つの「引渡し時期」についても実は重要。
通常だと、土地契約日から引渡しまでは2～3ヶ月くらいです。
売り主さんのご都合もあると思いますが、出来るだけ先延ばしにした方が色々と有利になります。
なぜ先延ばしにした方が良いのか？
先延ばしにするメリットは2つ。

多くの方が住宅購入時に住宅ローンを組むと思います。
土地申込時に住宅ローンの事前審査を行い、土地契約後から引渡しまでの間に本審査をすることが一般的。
また、本審査をするときには「住宅会社が決まっていること」が条件となり、審査時に見積もり・図面が必要になることが多いです。
つまり、契約から引渡しまでの期間が長くなれば、慌てずプラン作成をしたりせず、じっくり住宅会社を選定することが可能（本当は土地契約時に住宅会社を決めているのがベストですが･･･）。

これはどういうことかというと、まず住宅ローンを利用して土地代金を支払うと思います。
支払いは基本的に土地引渡し時。
そうすると、土地引渡しから建物引渡しまではローン利息が発生します。
例えば、2,000万円の土地を金利1％で借りた場合、
土地引渡しから建物の引渡しまでに掛かる月々の利息は
2,000万円×1％÷12＝約1.67万円
となります。
つまり、この期間が長ければ長いほど支払う金額も増加。
出来るだけ短くするには、工事期間やプラン作成期間を短縮する方法もあります。
しかし、これらは「短くすれば良い」というわけではありません。
土地購入時に引渡し時期の交渉が出来れば、無駄な経費は少しだけ削減出来ますね。

いかがでしょうか？

土地の引渡し時期を先延ばしに出来れば、プラン作成に時間が掛けられ、ローン利息の支払い額も減らすことが可能。
もちろん、先延ばしに出来るかどうかは約束されたモノではありません。
当然、売り主さんの意向が反映されます。
理想は土地契約から引渡しまで3～4ヶ月。
言うのはタダなので是非相談してみましょう。

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