住宅ローンの事前審査と本審査の手順とは?
注文住宅を検討する場合、一般的な順序は「土地購入→建物建築」となります。
土地購入の流れは下記の通り。
➀土地申込(「この土地が欲しいです」と意思表示をすること)
②土地契約(土地売買契約)
③土地決済(実際に所有権が買い主になるタイミング)
②土地契約(土地売買契約)
③土地決済(実際に所有権が買い主になるタイミング)
住宅ローンを組むには「事前審査」と「本審査」を行う必要があり、具体的に「➀」と「②」の間で「事前審査」を行い、「②」と「③」の間で「本審査」を行うことが一般的。
事前審査・本審査ともに土地代金だけでなく、建物費用・諸費用がいくらかかり、そのうちどのくらいのお金を借りたいか銀行に提示する必要があるんです。
...ちょっと小難しいですね(笑)
...ちょっと小難しいですね(笑)
審査時の金額を多くした方が良い理由
事前審査時の提示金額は少し多めにするのがポイント。
理由は2つ。
理由は2つ。
➀後から増額するのは手続きが面倒だから
例えば、自己資金が300万円の方がいて、2,000万円の土地を購入したいと考えていたとします。
諸費用は300万円、建物代金は2,500万円くらいかかると想定。
合計は土地2,000万円+建物2,500万円+諸費用300万円=4,800万円
借りるお金は4,800万円-300万円(自己資金)=4,500万円 で事前審査を出したとします。
事前審査は無事通り、住宅会社に要望を伝えると自分たちが建てたい建物が2,800万円かかることが分かりました。
この場合、合計が土地2,000万円+建物2,800万円+諸費用300万円=5,100万円になり、当初計画よりも300万円の予算オーバーになります。
この時に、追加分を預貯金で対応出来れば良いですが、大きなお金です・・・。
後から住宅ローンの金額を+300万円上げるのはもちろん可能。
しかし、本審査の時に金額面での再審査が必要になり、万が一通らないとその分は自己資金で対応しなければいけません(減額は再審査の必要はありません)。
そのため事前審査の段階で、ある程度建築計画をしっかりと立てて、予定よりも数百万円多めに審査を出すともしもの時に安心です。
②追加工事が発生する可能性が高いから
土地購入の際に事前審査をするということは、その時点ではまだ建物のプランも確定していない事が多いです。
そのため、後から「キッチンには食洗機を追加したい」「トイレはタンクレスにしたい」など要望が増えて、おのずと金額も増える傾向に。
また、プランが決まって、いざ工事をスタートする際には「地盤調査」を実施し、その結果によっては地盤改良工事が必要になることもあります。
その追加分を現金で対応出来るのであれば良いのですが、多くの方はあまり手持ち金を減らしたくないと考えます。
まとめ:土地購入時に建物予算も明確に
いかがでしょうか?
住宅ローンの事前審査は多めに借りる方が安全なのは理解出来ましたか?
また、それを実現するためには、土地購入の際に、おおまかな建物予算も理解していないといけません。
つまり、土地購入の前に住宅会社に相談行くことが重要なんです。
「土地購入」→「建物建築」の順番は間違いないんですが、相談する順番は「住宅会社」→「不動産屋」→「住宅会社」が正解なんです。
この点はどの住宅会社で家を建てるにしても共通のことなので、ぜひ覚えておいてください!
→住宅ローンの不安を解消できる個別相談会はこちら
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