結論：年収が低いともらえる給付金が多い

家を建てた後に現金給付（振込）されるのが「すまい給付金」。

「住宅ローン減税」などは皆さんよく知っているんですが、「すまい給付金」はあまり知られていなくて、引っ越しをした後に貰いそびれる人が多いのが現状です。

本当は建売やマンションを購入したなら不動産屋さんが、注文住宅を建てたなら住宅会社さんが教えてくれると良いのですが･･･。

家を建てた後に税優遇が受けられる「住宅ローン減税」は「どのくらいお金を借りたか？」と「どのくらい税金を納めているか？」で減税してもらえる金額が決まります。

これは必然的に年収の多い人ほどメリットが多くなる仕組みになります。

そうなると、収入が少ない人は税金の支払いも少ないため恩恵を受けることが出来ません。

「年収の低い人はメリットが少なく不平等だ」

という意見も多く出ますよね？

それをカバーするために出来たのが「すまい給付金」。

これは年収が少ない人ほど多くの給付を受けられるのが特徴です。

引用：すまい給付金HP

つまり、年収の多い人は「住宅ローン減税」で多くの恩恵が受けられ、年収の少ない人は「すまい給付金」で得をすることが出来ます。

すまい給付金はいくらもらえるの？

すまい給付金を受け取ることが出来る対象者は、だいたい年収が775万円以下の人。

給付金は段階的に10万円～最大50万円がもらえます。

区分については表にまとめましたのでご確認ください。

住宅ローンを利用して住宅購入した人

給付額 収入額の目安
50万円 450万円以下
40万円 450万円超525万円以下
30万円 525万円超600万円以下
20万円 600万円超675万円以下
10万円 657万円超775万円以下
※神奈川県の場合は異なります

住宅ローンを利用しないで住宅購入した人

給付額 収入額の目安
50万円 450万円以下
40万円 450万円超525万円以下
30万円 525万円超600万円以下
20万円 600万円超650万円以下
※神奈川県の場合は異なります

申請はいつすれば良い？申請方法は？

では、実際に「すまい給付金」の申請方法等について説明します。

申請時期は建物の引き渡しから1年以内（当面は1年3カ月）に行うことが条件。

1年というとかなり猶予期間がありますが、忘れ防止のために引っ越しが落ち着いたら速やかに申請することをオススメします。

また、現状だと令和3年12月までに引き渡し・入居が完了した住宅が対象になりますのでご注意下さい。

そして、申請に必要な書類は

給付申請書※HPからダウンロード【原本】
不動産登記における建物の登記事項証明書・謄本【原本】
住民票の写し【原本】
個人住民税の課税証明書（非課税証明書）【原本】
工事請負契約書または不動産売買契約書【コピー】
住宅取得に係る金銭消費貸借契約書（住宅ローン契約書）【コピー】
給付金受取口座を確認できる書類（通帳等）【コピー】
施工中等の検査実施が確認出来る書類（住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書など）【コピー】

がありますので、書類が揃ったら速やかに提出しましょう。

詳細はすまい給付金のHPに記載されていますのでご確認下さい。