地震に強い家を建てるなら土地選びを重視しよう
いくら耐震性能が高くても、土地の安全性が低ければ災害時に被害を受けてしまう可能性があります。しっかりした土地地盤で、安心して暮らせる家づくりを行いましょう。
安全性が低い土地の特徴
安全性が低い土地には、3つの特徴があります。
地盤沈下が起こりやすい切り土・盛り土された土地
日本は、平地が少ない国です。やむを得ず、傾斜地に家を建てる場合も多くあります。傾斜地に家を建てるには、斜面を削ったり土を盛ったりする作業が必要です。土の密度を大きくし、側面の土が崩れないよう擁壁工事が施されますが、中には、擁壁工事をしていないことで地盤沈下や土砂崩れが起きやすくなっている土地もあります。傾斜地に家を建てる場合は、注意しましょう。
液状化の危険がある土地
海や川を埋め立てて造られた土地は、地震発生時に液状化してしまう可能性があります。埋め立てられた時期で強度が変わるため、工事時期を確認しておきましょう。
土砂災害が起こりやすい土地
崖上や崖下の土地は、地震や大雨で崩れてしまうリスクがあります。土地によっては建築制限が課されるなど、自然災害の影響を受けやすい場所です。
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安全性が高い地盤が強い土地の特徴
地盤が強い土地の特徴は3つです。
高い場所にある土地
低い場所にある土地は、かつて池や水田だった土地が多く、地盤が弱いとされています。逆に、高い場所にある土地は、埋め立てや地盤改良工事の影響を受けておらず、地盤が強く安全性が高いといえるでしょう。
昔から居住地として利用されている土地
人がずっと住んでいるということは、災害が少なく安全な土地ということです。過去にどのような用途で使われてきたのかを調べ、昔から人が住んでいる場所を選びましょう。
固い性質の土地
土地そのものが硬く、締まっている土地のことを硬質地盤といいます。岩盤や砂、小石といった固い物質を多く含んでおり、地盤沈下や液状化しにくいのが特徴です。硬質地盤を選べば自然災害の影響を受けにくいといえます。
地震による被害と地盤の関係
地盤の強さは建物の耐震性に影響しますが、家の構造次第では、地震の影響を受けにくくもできます。家づくりに、耐震性能を重視する方は多いでしょう。耐震とは、地震の揺れに耐えるため、建物自体を強くすることをいいます。建物全体をバランスよく補強しているのが、耐震性能に優れた住宅です。
一方で免震という言葉は、聞き慣れない方もいるかもしれません。免震では建物と地盤を切り離すことで、地震が起きた場合でも建物が揺れにくい構造となっています。建物と地面の間に特殊な装置を設け、地震の揺れを受け流すのが特徴です。つまり地盤の弱い土地に家を建てるなら、家自体を補強する耐震よりは、揺れの影響を受けにくい免震が向いているといえるでしょう。
一方で免震という言葉は、聞き慣れない方もいるかもしれません。免震では建物と地盤を切り離すことで、地震が起きた場合でも建物が揺れにくい構造となっています。建物と地面の間に特殊な装置を設け、地震の揺れを受け流すのが特徴です。つまり地盤の弱い土地に家を建てるなら、家自体を補強する耐震よりは、揺れの影響を受けにくい免震が向いているといえるでしょう。
地盤を強くする方法
地盤を強くするには、改良工事が有効です。地盤改良工事は「表層改良工法」「柱状改良工法」「鋼管杭工法」「砕石パイル工法」に分類されます。どの工事を行うかは、業者による地盤調査が行われたのち、地盤の弱さが地層何mにまで及んでいるかで決まります。表層改良工法は地盤2m程度までを改良する工事で、セメント系凝固剤を混ぜることで地盤を強化。柱状改良工法は地盤2~8m程度を改良する場合に用いられ、セメント系凝固剤を地盤に注入することで地盤の深いところまで強い柱を到達させる工事です。約5~10mの地盤を改良する場合は鋼管杭工法が必要となります。細めの鋼管杭を埋めることで、支持地盤に荷重を伝える工事です。
また、砕石パイル工法は、小さく砕いた天然石を地面に埋め込み形成した石柱を使って地盤を補強します。軟弱地盤にも適応可能で、地震にも強く、水はけも良いため、液状化を防ぐ効果も期待できます。
当然、改良すべき地盤が深ければ深いほど工事費用は大きくなります。家を建てたい土地の地盤が弱い場合、余分な費用がかかってしまう可能性があることを覚えておきましょう。
また、砕石パイル工法は、小さく砕いた天然石を地面に埋め込み形成した石柱を使って地盤を補強します。軟弱地盤にも適応可能で、地震にも強く、水はけも良いため、液状化を防ぐ効果も期待できます。
当然、改良すべき地盤が深ければ深いほど工事費用は大きくなります。家を建てたい土地の地盤が弱い場合、余分な費用がかかってしまう可能性があることを覚えておきましょう。
地盤の強度を調べるなら!外せない5つのチェックポイント
では、地盤の強度はどうすれば調べることができるのでしょうか。地盤を調べる際に必要な5つのチェックポイントを解説します。
過去の航空写真をチェックする
過去の土地の状態を調べるなら、航空写真を確認するといいでしょう。かつて川や沼、農地、山があったかどうかがわかります。現在宅地として生まれ変わっている場合、地盤が弱い可能性が高いです。
縄文古地図を確認する
縄文・弥生時代の遺跡は台地、有力者の古墳は高台に多く残されています。かつては海だった土地も多くある中で、歴史的な建造物がある場所は、陸であったことの証明です。地盤も比較的強い土地が多いため、土地選びには縄文古地図も参考にしてみるといいでしょう。
地名で調べる
地名で土地の経緯を調べることも可能です。地名は、土地にちなんだ名前が多くつけられています。江・沢・浦・浜・洲といった漢字が使われている場合、水に関連している土地である可能性が高いです。とくに、川内・灘・牛・深・沢・竜といった漢字は、水害があった地域を指すこともあります。ただし地名が変更になっている場合も。変更前の地名が知りたい場合は、法務局の旧土地台帳を参考にしてください。
価格が妥当か調べる
強い地盤は、地価が下がりにくい傾向にあります。東京都の、皇居の近くや田園調布、成城といった場所の地価が高いのも、地盤が強く高台にあることが理由です。土地の相場が値崩れしている場合、地盤が弱い可能性があるため、注意しましょう。
>>茅ケ崎市北部エリアの土地相場・地域情報について詳しくはこちら!
>>茅ケ崎市南部エリアの土地相場・地域情報について詳しくはこちら!
>>藤沢市の土地相場・地域情報について詳しくはこちら!
>>鎌倉市の土地相場・地域情報について詳しくはこちら!
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行政が提供しているハザードマップを確認する
行政が提供しているハザードマップを見れば、簡単に地震や地盤についての情報を得られます。地盤を調べる時間を確保するのが難しい場合は、ハザードマップだけでも確認しておくと安心です。
茅ヶ崎市で土地を探すなら
実際に茅ヶ崎市で注文住宅を建てるなら、どのようなエリアがいいのでしょうか。
茅ヶ崎周辺における地層の種類と地盤強度の目安
茅ヶ崎市は、神奈川県南部の相模湾に面し、相模原台地南部から相模湾沿岸部までの地域を内包しています。相模原市のある相模原台地中心部では地盤が強いものの、北部に位置する芹沢や堤といった場所は、河川が削られ形成された低地です。地盤が弱い部分が所々あり、建物が歪んでしまう不同沈下が起こる可能性も否定できません。また、高田3丁目のような相模湾沿岸部では、軟弱な地盤による沈下が問題になっています。
茅ヶ崎市の液状化ハザードマップ
地震は揺れによる被害だけでなく、液状化による被害も引き起こします。液状化とは、地震の激しい揺れにより、弱い地盤が液体のように一時的にやわらかくなること。やわらかくなった地盤が建物を支えられなくなり、建物が傾いたり沈んだりしてしまうのです。茅ヶ崎市が公表している液状化ハザードマップによると、とくに注意したいのは茅ヶ崎市役所周辺の中心部と県南西部の相模川に隣接するエリア。マグニチュード7.9以上の大地震が発生した際に液状化の可能性が高いとされています。
土砂崩れの起こりやすい場所と事例
相模川に隣接する茅ヶ崎市は、雨による土砂災害にも警戒が必要な地域です。2014年の台風では相模川の水位が急激に上昇し、市内各所で道路冠水や床下浸水を引き起こすなど、過去に大きな被害も発生しています。とくに雨の影響を受けやすい相模川に隣接した県西部のエリアは、他のエリアと比較し、土砂災害に巻き込まれる可能性が高いでしょう。
注文住宅を建てるべき安全なエリア
茅ヶ崎市で比較的地盤が強いのは、相模原台地中心部のエリアです。しかし、地盤が強くても地震が起こらないわけではありません。万が一に備えて、地盤の強度に合わせた耐震・免震対策を行うことが重要です。
もし地盤トラブルが起きた時には、一般的に地盤保証が受けられます。地盤保証は、不同沈下が起きた場合でも住宅の損害をカバーしてくれる制度。通常、地盤保証は建築会社が手続きするので、注文住宅を建てる場合は建築会社が地盤保証機関に加入しているかを確認しておくと安心です。
また災害見舞金として、茅ヶ崎市では災害による被害を受けた場合に、程度に応じた金額を支給してくれます。土砂崩れや風水害、地震も対象です。5千円~5万円までの見舞金が受けられますので、もしもの場合に備えて覚えておきましょう。
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市の地形及び地質の状況」
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市液状化ハザードマップ」
参考:茅ヶ崎市 液状化ハザードマップ
参考:茅ヶ崎市 洪水土砂災害ハザードマップ
参考:茅ヶ崎市HP「災害見舞金等の支給(災害救助法の適用を受けない災害の場合)」
もし地盤トラブルが起きた時には、一般的に地盤保証が受けられます。地盤保証は、不同沈下が起きた場合でも住宅の損害をカバーしてくれる制度。通常、地盤保証は建築会社が手続きするので、注文住宅を建てる場合は建築会社が地盤保証機関に加入しているかを確認しておくと安心です。
また災害見舞金として、茅ヶ崎市では災害による被害を受けた場合に、程度に応じた金額を支給してくれます。土砂崩れや風水害、地震も対象です。5千円~5万円までの見舞金が受けられますので、もしもの場合に備えて覚えておきましょう。
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市の地形及び地質の状況」
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市液状化ハザードマップ」
参考:茅ヶ崎市 液状化ハザードマップ
参考:茅ヶ崎市 洪水土砂災害ハザードマップ
参考:茅ヶ崎市HP「災害見舞金等の支給(災害救助法の適用を受けない災害の場合)」
茅ヶ崎市で家を建てるなら R+house茅ヶ崎へ!安心・安全な家づくりを提案します
R+house茅ヶ崎は、茅ヶ崎・湘南エリアに特化し、快適に暮らせる家づくりを行っています。家族が長く安心して暮らせるよう、引き渡し後の暮らしまでイメージし、デザインから間取り・性能までこだわった家づくりをトータルでご提案。希望エリアの地盤が気になる場合も、まずはご相談ください。予算や条件に合わせた家づくりで、理想の暮らしを実現します。
>>茅ヶ崎市で建てる地震に強い注文住宅について、詳しくはこちら!
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