茅ヶ崎市の地理の特徴
茅ヶ崎市は北側に里山が広がり、西側~中心部は、相模川が運んだ土砂により作られた沖積地帯が広がっています。南側は相模湾や、昔は海だったところが後退してできた砂丘部です。茅ヶ崎市では、沖積地帯や砂丘部といった低地部に、住宅地が広がっています。
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎の地理と自然環境」
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎の地理と自然環境」
茅ヶ崎市で警戒すべき河川・海は?過去の災害情報も
水害リスクを考える上では、河川や海との位置関係が重要です。過去の水害情報も確認しましょう。
茅ヶ崎市の代表的な河川・海と水質
茅ヶ崎市の南部一面に接しているのは、相模湾です。サザンビーチちがさき海水浴場は、市の水質調査により、環境省の水浴場水質判定基準を満たす水質という結果が出ています。2022年の調査では、水質AA・水質A・水質B・水質C・不適の5段階のうち、水質Bの結果でした。
また防災上特に重要な河川は、平塚市との境に流れる相模川と、茅ヶ崎市の西側を縦断する小出川です。どちらも一級河川で、小出川は相模川の河口付近につながります。小出川の水質は、あまりいいとは言えません。2022年の調査では、有機物による汚濁の代表的指標であるBODが、環境基準より高値の場所がありました。相模川の水は、生活用水として利用されており、水質は24時間監視・管理されています。
また防災上特に重要な河川は、平塚市との境に流れる相模川と、茅ヶ崎市の西側を縦断する小出川です。どちらも一級河川で、小出川は相模川の河口付近につながります。小出川の水質は、あまりいいとは言えません。2022年の調査では、有機物による汚濁の代表的指標であるBODが、環境基準より高値の場所がありました。相模川の水は、生活用水として利用されており、水質は24時間監視・管理されています。
茅ヶ崎市の過去の水害
茅ヶ崎市では近年、台風やゲリラ豪雨により多くの住宅・人的被害が出ています。2010年以降の代表的な台風・豪雨による災害は以下の通りです。
2014年10月5~6日:台風
茅ヶ崎市で床下浸水被害など
2016年8月21~22日:台風
茅ヶ崎市で住宅一部損壊・床下浸水被害など
2017年10月22~23日:台風
茅ヶ崎市で人的被害・港湾被害など
2018年9月30日~10月1日:台風
茅ヶ崎市で住宅一部損壊・人的被害など
2019年9月8~9日:台風
県下で人的被害、住宅被害、土砂崩れ、沿岸波浪による浸水が発生
2019年10月10~13日:台風
県下で死亡者など人的被害、住宅被害、土砂崩れ、内水浸水が多数発生
相模川や小出川は、これまでに台風や豪雨による氾濫がたびたび起こっています。河川改修工事により治水が進められていますが、降雨量が多いときは注意が必要です。
また相模湾では、近年では2010年2月28日に、前日のチリ中部沿岸の地震による津波が発生しています。県内で津波警報が出され、道路の一時通行止めや鉄道の一部運転中止がありましたが、茅ヶ崎市では津波による被害は起きていません。
参考:マップdeちがさき「津波防災マップ」
参考:茅ヶ崎市HP「河川水質調査結果(市自主調査)」
参考:茅ヶ崎市HP「水浴場水質等調査の結果について」
参考:神奈川県HP「水質」
参考:横浜地方気象台HP「神奈川県の主な気象災害」
参考:横浜地方気象台HP「神奈川県の主な地震・津波災害」
参考:国土交通省HP 水管理・国土保全「相模川」
相模川や小出川は、これまでに台風や豪雨による氾濫がたびたび起こっています。河川改修工事により治水が進められていますが、降雨量が多いときは注意が必要です。
また相模湾では、近年では2010年2月28日に、前日のチリ中部沿岸の地震による津波が発生しています。県内で津波警報が出され、道路の一時通行止めや鉄道の一部運転中止がありましたが、茅ヶ崎市では津波による被害は起きていません。
参考:マップdeちがさき「津波防災マップ」
参考:茅ヶ崎市HP「河川水質調査結果(市自主調査)」
参考:茅ヶ崎市HP「水浴場水質等調査の結果について」
参考:神奈川県HP「水質」
参考:横浜地方気象台HP「神奈川県の主な気象災害」
参考:横浜地方気象台HP「神奈川県の主な地震・津波災害」
参考:国土交通省HP 水管理・国土保全「相模川」
茅ヶ崎市の水害が発生しやすいエリアは?|ハザードマップ情報
茅ヶ崎市は、過去の災害や予測データをもとに、市独自のハザードマップ「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」や「茅ヶ崎市洪水・土砂災害ハザードマップ」「茅ヶ崎市洪水ハザードマップ(小出川・千ノ川・駒寄川および内水版)」を作成しています。各ハザードマップによると、水害が発生しやすいエリアは以下の通りです。
大地震による津波
柳島海岸の沿岸部:1.20~5m以上
南湖の沿岸部:1.20~5m以上
東海岸南の沿岸部:1.20~5m以上
白浜町~浜須賀~緑が浜~汐見台にかけて広く:0~5m
萩園~中島の相模川沿い、馬入橋付近:0.80~5m
南湖の沿岸部:1.20~5m以上
東海岸南の沿岸部:1.20~5m以上
白浜町~浜須賀~緑が浜~汐見台にかけて広く:0~5m
萩園~中島の相模川沿い、馬入橋付近:0.80~5m
大雨による洪水
柳島、柳島2丁目、柳島1丁目付近:2~5m
中島:2~5m
浜之郷の千ノ川沿い:2~5m
岡田~大蔵の小出川沿い:2~5m
萩園~今宿~中島全域:1~3m
下町屋~浜之郷:1~3m
柳島~松尾~浜見平:1~3m
茅ヶ崎~矢畑、円蔵、西久保:0.5m未満~1m
茅ヶ崎市では河川の多い西側や、海に近い南側が、水害リスクの高いエリアです。なお津波浸水想定区域の詳細は、茅ヶ崎市のさまざまな地図情報や公共施設を検索できるサイト「まっぷdeちがさき」でも確認できます。
なお、水害の多いエリアでも水害対策に詳しい住宅会社に家づくりを任せれば、より安心で快適な生活がおくれます。住宅会社選びの際の判断軸として、水害リスクに強い住宅会社を含めておくのも良いでしょう。
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市洪水・土砂災害ハザードマップ」
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市洪水ハザードマップ(小出川・千ノ川・駒寄川および内水版)」
参考:マップdeちがさき「施設情報マップ」
>>茅ヶ崎市で地盤の強いエリアは?注文住宅におすすめのエリアもご紹介
中島:2~5m
浜之郷の千ノ川沿い:2~5m
岡田~大蔵の小出川沿い:2~5m
萩園~今宿~中島全域:1~3m
下町屋~浜之郷:1~3m
柳島~松尾~浜見平:1~3m
茅ヶ崎~矢畑、円蔵、西久保:0.5m未満~1m
茅ヶ崎市では河川の多い西側や、海に近い南側が、水害リスクの高いエリアです。なお津波浸水想定区域の詳細は、茅ヶ崎市のさまざまな地図情報や公共施設を検索できるサイト「まっぷdeちがさき」でも確認できます。
なお、水害の多いエリアでも水害対策に詳しい住宅会社に家づくりを任せれば、より安心で快適な生活がおくれます。住宅会社選びの際の判断軸として、水害リスクに強い住宅会社を含めておくのも良いでしょう。
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市洪水・土砂災害ハザードマップ」
参考:茅ヶ崎市HP「茅ヶ崎市洪水ハザードマップ(小出川・千ノ川・駒寄川および内水版)」
参考:マップdeちがさき「施設情報マップ」
>>茅ヶ崎市で地盤の強いエリアは?注文住宅におすすめのエリアもご紹介
茅ヶ崎市で水害が発生しにくい高台のエリアは?
茅ヶ崎市内で標高の高い高台は、甘沼や赤羽根より北側のエリアです。北側エリアには、神奈川県立茅ヶ崎里山公園のある芹沢など、標高50m程度の台形地が広がります。そのため津波や浸水などのリスクは高くありません。ただし小出川沿いは浸水リスクがあることや、斜面が多いため、場所によっては土砂災害リスクが高い点に注意してください。
また市の東側で内陸部の、赤松町や菱沼、浜竹付近のエリアは、標高15~20m程度のやや高台になります。海や河川から離れており、津波や浸水のリスクが低いエリアです。山の斜面もないため、ハザードマップでは土砂災害リスクも示されていません。やや中心部寄りの東海岸北4丁目、美住町、旭が丘周辺のエリアも、標高13m程度あり、浸水リスク・土砂災害リスクともに低いエリアです。
参考:国土地理院 地理院地図「色別標高図」
また市の東側で内陸部の、赤松町や菱沼、浜竹付近のエリアは、標高15~20m程度のやや高台になります。海や河川から離れており、津波や浸水のリスクが低いエリアです。山の斜面もないため、ハザードマップでは土砂災害リスクも示されていません。やや中心部寄りの東海岸北4丁目、美住町、旭が丘周辺のエリアも、標高13m程度あり、浸水リスク・土砂災害リスクともに低いエリアです。
参考:国土地理院 地理院地図「色別標高図」
茅ヶ崎市で注文住宅を建てるのにおすすめのエリア
茅ヶ崎市で一戸建てを建てるなら、おすすめのエリアは、菱沼周辺や高田周辺です。どちらも水害リスクが低く、生活利便性も高いエリアなため人気があります。
菱沼は茅ヶ崎市の東側にあるエリアです。徒歩や自転車でアクセスできる距離に、JR辻堂駅や大型ショッピングモールのテラスモール湘南があります。高田は、菱沼より更に中心部寄りのエリアです。JR北茅ヶ崎駅が徒歩圏内で、イオンスタイル湘南茅ヶ崎や茅ヶ崎市立病院などが近くにあります。2022年公示価格によると、平均坪単価は、菱沼が649,586円/坪、高田は613,774円/坪です。どちらも茅ヶ崎市全体の平均坪単価よりやや安いエリアといえます。
茅ヶ崎市は、湘南の海を楽しみたい人に人気がありますが、安全性やコストを考えるなら、海からやや離れたエリアを検討するのがおすすめです。
>>茅ヶ崎市の住みやすさを調査!都心へのアクセスやおすすめエリアを紹介
>>茅ケ崎市北部エリアの土地相場・地域情報について詳しくはこちら!
>>茅ケ崎市南部エリアの土地相場・地域情報について詳しくはこちら!
菱沼は茅ヶ崎市の東側にあるエリアです。徒歩や自転車でアクセスできる距離に、JR辻堂駅や大型ショッピングモールのテラスモール湘南があります。高田は、菱沼より更に中心部寄りのエリアです。JR北茅ヶ崎駅が徒歩圏内で、イオンスタイル湘南茅ヶ崎や茅ヶ崎市立病院などが近くにあります。2022年公示価格によると、平均坪単価は、菱沼が649,586円/坪、高田は613,774円/坪です。どちらも茅ヶ崎市全体の平均坪単価よりやや安いエリアといえます。
茅ヶ崎市は、湘南の海を楽しみたい人に人気がありますが、安全性やコストを考えるなら、海からやや離れたエリアを検討するのがおすすめです。
>>茅ヶ崎市の住みやすさを調査!都心へのアクセスやおすすめエリアを紹介
>>茅ケ崎市北部エリアの土地相場・地域情報について詳しくはこちら!
>>茅ケ崎市南部エリアの土地相場・地域情報について詳しくはこちら!
茅ヶ崎市で被災した場合に受けられる補償制度は?
リスクの低い土地に住んだとしても、災害に遭わないとは限りません。もし自然災害に被災した場合、国の災害救助法が適用されない場合にも、茅ヶ崎市では以下のように災害見舞金が支給されます。
災害見舞金
対象:火災や風水害に遭った世帯
全焼・全壊・流失:5万円
半焼・半壊・半流失:3万円
床上浸水・たい積・消火損害:5千円
重傷の場合:3万円
その他、弔慰金や、被災後に生活を立て直すために利用できる災害援護資金の貸付制度もあります。
参考:茅ヶ崎市HP「災害による見舞金等」
参考:茅ヶ崎市HP「災害援護資金の貸付」
全焼・全壊・流失:5万円
半焼・半壊・半流失:3万円
床上浸水・たい積・消火損害:5千円
重傷の場合:3万円
その他、弔慰金や、被災後に生活を立て直すために利用できる災害援護資金の貸付制度もあります。
参考:茅ヶ崎市HP「災害による見舞金等」
参考:茅ヶ崎市HP「災害援護資金の貸付」
家づくりにおける水害対策!住宅被害を軽減しよう
一戸建てを新築する段階で、水害に強い家づくりをしておくことも、災害の被害を軽減するために重要です。1階の床下浸水は、大人の膝程度の深さである50cmの浸水で起こります。それ以上の深さの浸水になると、床上浸水になり、住宅の被害が大きくなります。なるべく浸水を避けるためには、以下のような方法が効果的です。
盛り土:敷地全体を高くかさ上げする
高床式:家の基礎を高くする/1階部分をガレージにする
防水性の塀:塀を作り、敷地外からの浸水を防ぐ
外壁の防水性:防水塗料やRC構造にすることで、外壁の防水性を高める
屋根の形状:寄棟屋根にして水はけを良くする
盛り土:敷地全体を高くかさ上げする
高床式:家の基礎を高くする/1階部分をガレージにする
防水性の塀:塀を作り、敷地外からの浸水を防ぐ
外壁の防水性:防水塗料やRC構造にすることで、外壁の防水性を高める
屋根の形状:寄棟屋根にして水はけを良くする
R+house茅ケ崎は災害に強い高性能住宅を実現
茅ヶ崎市は海が近いため、津波などの水害には注意が必要ですが、景色の美しい魅力あるまちです。R+house茅ヶ崎は、茅ケ崎市を中心に展開する工務店で、「R+house」という注文住宅を取り扱っています。R+houseの強みは、高い耐震性・気密性・断熱性と、建築家による空間デザイン、低コストの実現です。土地探しや資金計画についての勉強会も実施しています。ぜひお気軽にご相談ください。
>>災害に強いR+house茅ケ崎の高性能住宅についてはこちら
>>災害に強いR+house茅ケ崎の高性能住宅についてはこちら